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男子校だけど!姫がいます!
第3章 さらば愛しきラーメン
小さな地方都市の小さなガード下。
イキ果てた体を抱きしめ合った。

夜も深くなってくる。
明日また会えるけど離れたくない…

「ココア…残念だけど…また明日だな」

「うん…仕方ないよね」

そして軽いキスを交わすと帰路につく…







月下の道をダボンで帰るココア。
自分の住まいがあるN町に。

その前に夜中に飲む為の飲み物が欲しくなり、自動販売機の前に止まる。
財布を出そうと小さなカバンを開ける。
ついでに時刻を知りたいのでスマホの画面をなぞるとメール着信のメッセージがある。

「?」

受信ボックスを開くとクーちゃんからのメール。
着信時刻は電車で居眠りしている時だ。

「なんでこんな時間にメールなの?」
不思議に思いながらメールを開く。




[そのピンクの服かわいいな]



そんな一言だけのメール。

「もう…バカなんだから…なにもココアを起こして、直接に言えばいいじゃない」

それと同時に涙も画面に落ちる。

「バカなんだけど…大好きだよ…クーちゃん…」

誰もココアの言葉を聞いていないが…



マンション上の月は聞いているのかもしれない…





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