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第12章 幸せと不幸せの狭間

部屋に入った途端、ギュッて抱きしめ合う

ヒデの胸の中は、私だけの場所だよね…ほっぺを付け
スリスリしてしまう

「何だよ・・・何やってんの？」

「へへッ…確認！　ヒデの胸の中って、私のだよね！
って思ったら、嬉しくて…////　ついつい、スリスリ
しちゃった」

「おいおいっ・・・胸だけじゃないだろうよ！
俺の全てはお前のもんだろ？　違う？」

「そっ…そうだけど…////」

「ﾊﾊﾊｯ…本当、お前って可愛いよな」

「……/////」

「あと１時間は家でゆっくり出来るけど・・・
どうする？・・・ﾆﾔｯ」

「えっ…どうするって…////」

「ハイッ、決まり！・・・彩、おいで・・・」

私の手を握り、二人ベッドに進んで行く

「彩・・・声ッ・・・抑えてね！」

「////…ムリ……かも…////」

「いいよ・・・みんなに聞かせよっか？
でも、みんなもういないかも・・・チュッ」

「…ヒデッ……////」

「彩・・・来てくれてありがとなっ！マジで嬉し
かった・・・」

「私も…会いたかったから…////」


二人、ベッドに腰かけ向き合い…そして、見つめ合う
ヒデが、両手で頬を撫でながら、髪を後ろへと流して
いく

指先が耳や首筋を、スーッと撫でるように移動してい
く…それだけで、私はもうドキドキ…////
顔が、体が、どんどん熱くなっていくのがわかる

きっと、もう、ヒデは気付いてるよね…////