この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
お前と、俺と・・・。
第13章 それぞれの運命…

二年振りに、帰ってきた。
やっぱり地元っていいな!
匂いが、風景が、音が・・・全てが懐かしいよ。
俺も、無事高校教師になった・・・
本当に凄いと思うよ!
だってさ、まさかの・・・純兄と同じ学校になったん
だぜ!
二人で、大喜びもいいとこだよ。
毎日、楽しい高校教師生活になりそうだ!
純兄は、思った通り・・・生徒たちに、超が付く程の
人気教師だった。
職員室にも、勉強を聞きに来る生徒
放課後には、進路の事で聞きに来る生徒
純兄は、誰一人無下に扱う事なく、一人一人に対して
真剣に対応している。
人気教師になるはずだよ!教師の鑑だな・・・
こりゃ、純兄休む暇ないな
俺だって話したいけど、さすがにこれじゃ、声も掛け
られないっつーの
終わったら、どっか飲みにでも誘うかな
純兄と飲みなんて、久々だよ。
もう、仁実ちゃんの事、彩から聞いたかな?
イヤッ・・・彩は、純兄に言えてないかもな
知ってる感じ、しないもんな。
純兄から言ってくるまで、この話には触れないで
おこう・・・うんっ、それがいいな!

