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お前と、俺と・・・。
第14章 光り輝くその先に見えるもの・・・



暗い、暗ーい闇の中・・・ここは、いったい何処?

俺、何やってるんだ?

誰もいないこの暗闇で、俺は何をしようとしてるんだ?


「ヒデトシ… ヒデトシ…」

「んっ?・・・誰っ? 俺の事呼んでるの・・・誰?
うわっ・・・眩しいっ・・・何だよ、あの光・・・」


「ヒデトシ… わかるか? ヒデトシ…」

「えっ?誰? よく見えないんだけど・・・」


俺は前進し、光の方へと進んで行く・・・


「誰か立ってるじゃん? 誰だよ・・・」


眩しくて、手のひらで目にあたる光を遮る・・・


「秀俊…お前、デカくなったな!! 
こんなに大きくなって、美咲に感謝しろよ!」

「・・・」

「ハハハッ…何、ビックリしてんだよ!?」

「えっ?・・・まさか・・・父さん?・・・なの?」

仏壇に飾ってある写真立ての中の男、笑顔の親父が
目の前に居た。

「わかるか?俺の事。あの時の俺と、同じ年頃に
なったんだなぁ、お前…」

「えっ?? 同じ年頃って・・・父さん、そんなに
若かったの?」

「ハハハッ、まーな!イヤッ、それはいいんだよ!!
秀俊…父さん、美咲に怒られたんだよ。

秀までそっちに連れて行くなって、死ぬのは俺だけで
十分だってさ!
秀まで死んだら、もう生きていけないって…

お前を連れていったら、先々、俺の前に美咲がきた
時は、俺の事シメるってさ。
それは、それはスッゲー怒ってたよ!」

「ハハハッ・・・マジかよ・・・」


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