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お前と、俺と・・・。
第15章 お前と、俺と・・・。



彩side


あの日から、何日経ったんだろう…
ヒデは、まだ意識が戻らないらしい。

私は、今日やっと、車椅子に乗って部屋から出ても
いいと許可が出たの。ただ、車椅子だから、誰かが
押してくれないと、それは無理な話なんだけどね…


「彩ちゃん…今日の調子はどう?」

うわっ、神様…女神様がやってきた!!
毎日のように、私の部屋にも寄ってくれる…
ヒデのママ! やったねー!!


「おばちゃん! あのね、車椅子に乗って部屋から
出てもいいって、さっき許可が出たの…
それで、おばちゃんにお願いなんだけど…あのねっ
私、ヒデの…」

「クスクスッ…秀の病室に行きたいのよね?わかってる
わよ!顔、見たいよね!! 私が、ちゃんと連れて
行ってあげるわよ…フフッ…もう、すぐ行く?」

「おばちゃん…//// ゴメンね…うん、出来ればすぐ
行きたい…早く、ヒデに会いたい////」

「ハイ、ハイッ…じゃ、行こうか! 車椅子借りて
くるから待っててねっ…」


ヒデ…やっとあなたに会える。
もう、何年も会ってない気分だよ!

ヒデ、大丈夫だよ。
あなたは絶対、意識を取り戻すから…
私が、絶対に目を覚まさせてあげるから…


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