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第3章 お前の事…

来週から、この学校の卒業生である純兄が
教育実習で来るようだ。

どんな先生になるんだろう…きっと、生徒の間では
人気の先生になるんだろうな。

俺のクラスに来て欲しいと思っていたのが

残念ながら、二年生のクラスに行くらしい。
楽しみだったんだけどなぁ



高校に入学して、俺はまたサッカーに没頭
毎日、サッカーばっかりだ。

友達も出来て、それなりに楽しい毎日を
過ごしている。

あいつは？というと、よく合コンしていると
純兄から聞いた。

「ふざけんな！！」って言いたいけど、俺は
あいつの彼氏でもなんでもない

単なる幼馴染だもんな。

早く、早く大学生になって、教師になって、二人に
追いつきたい。



もうすぐ一年生も終わるって頃、純兄から、あいつが
同窓会に、親友の子と一緒に行ったと聞いた。

親友の子は、その時に会ったヤツと付き合い出した
とか。
純兄の元気がないのはそれでか！と、納得。

だいたいさ、見守るだけなんて
そもそも、そこだよ！
好きなら想いを伝えて、捕まえておけばよかった
ものの…

純兄って、結構強くてここの地元では、恐れられてる
のに、恋愛の事になると、途端に奥手で。

まっ、俺も人の事言えないんだけどな