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お前と、俺と・・・。
第3章 お前の事…
ずっとモヤモヤしていた俺、嫌な予感がしていた
んだ。
それが、現実になるなんて…
同窓会の話を聞いた数週間後
その同窓会で会ったヤツと、あいつは付き合い始めた
らしいと、純兄から聞いた。
ダメな男二人…本当、残念な二人だよなっ。
一年なんてあっという間。
二年生になって、今日からあいつが教育実習で
この学校にやって来る!
もちろん、昨年の純兄の時と同じ、二年生のクラス。
しかも、俺の担任の先生についてまわってる。
笑うしかない。
「みんな、おはよう!!今日から教育実習で実習生が
来ている。彼女はここの学校を卒業している、まぁ
みんなの先輩だ!で、私の教え子でもあるから、いじ
めるなよー。
じゃ、ここに来て自己紹介してください」
「ハッ…ハイ…////… みなさん、おっ、おはよう
ございます、古川 彩と言います。
今日から二週間、よろしくお願いします」
あいつ、超キンチョーしてるじゃん…笑える
二週間、近くに居られる事が嬉しい。
みんなにバレないように、さりげなく近付くか!
…って、なんだよ! 全然接触出来ないじゃん
まっ、実習なんだから当たり前か。
あいつは担任とずっと一緒でバタバタしてる
近付ける?って言うか、同じ空間に居られるのは
国語の授業とHRだけだ。
なんだよ、ったく、せっかくなのによー
しかも、なんだよ!担任のあの嬉しそうなデレデレ
した顔。
ふざけんなっ!!