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お前と、俺と・・・。
第4章 スタートライン…
「悪りー、ちょっと暗くなってしまったな!
いっぱい食おうぜ!!
秀、遅くなったけど大学合格おめでとう!」
「ありがとう!!・・・つーか、発表当日に
おめでとうって言ってくれたじゃん」
「めでたい事は、何回言ってもいいんだよ!てか
おめでとうって、乾杯したかったんだよ俺は」
「純兄・・・」
「んっ?どした?」
「俺さ・・・俺・・・」
「…?」
「言ったんだ・・・自分の気持ち・・・」
「えっ? 言ったって、誰に?」
「ちょっ・・・誰にって・・・彩に決まってんだ
ろー」
「マッ、マジ?お前、やるじゃん!!」
「でもさ・・・まだ学生だしって、結局ダメだったよ
だから、4年待ってって言ったんだ・・・」
「ほーっ、そっか、うんうん、言ったのか」
「待っててくれんのかな・・・本当に・・・」