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お前と、俺と・・・。
第4章 スタートライン…



「大丈夫だよ。
あいつ、そんなに器用な女じゃねーよ
兄貴の俺が言うのもなんだけど、たぶんあいつも
秀の事、気になってんだと思う。
男の影、全くねーよ!」

「そっ、そーなの?」

「4年間頑張れよ!俺も楽しみにしてんだから。
秀が教師になる事をさっ」


純兄には何でも話せた。
そして、純兄も話してくれてた。

くだらない話で何時間もグダグダ話してたよな
俺にとって、純兄は、隣のお兄さんではなく
俺の本当の兄さん、兄貴だったよ。

きっと、生まれた時から・・・
ずっとそうだったんだ。



俺は教師になる事を、それだけを思い、大学生活を
過ごしていた。
もちろん遊びもしたよ!

合コンも、あまり乗り気ではなかったが、付き合いで
仕方なく行ったし、告られる事もあった。

でもやっぱり、俺には、あいつの事だけしか頭には
なくて
断ってばかりだった。

あいつは、教師で忙しい毎日だってわかってたから
卒業するまでは、連絡も控えようと我慢していた

そう、ずっと、我慢していたんだ・・・


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