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お前と、俺と・・・。
第6章 決意



太一君に相談した日から、俺は落ち着かない日々を
過ごしていた。

もし・・・もう、就職先はない!と言われたら・・・

確かに、こんな時期、ある方がビックリなのかもな。

そんな時、太一君から
「明日来るように・・・」と、メールがきた。



フーッ・・・気持ちが落ち着く事なく、太一君の所へ

「梶原先生・・・すみません、色々とご迷惑をお掛け
しました・・・」

「おう、来たか。
やっぱりお前から、梶原先生なんて言われると
ムズムズするよ
じゃ、ちょっとあっちに行こう…」

「はいっ・・・」


二人、向かい合って座ると

「秀…今週末、東京に行ってこい! 
学校としては、もう就職先はないんだ…
だから、これは俺個人でお願いしている。

俺の友達が、東京で塾の講師をしている。
そこは、有名塾だから、ちゃんとした所だ。

寮もあるから、心配はない。
今週末、面接をしてくれるから行ってこい!
お昼過ぎ、14時からだ。

ここに住所と、友達の名前を書いている
いいか、遅刻なんかするなよ!
とにかく、東京行って面接受けてこい!」


「太一君・・・ありがとう・・・
本当に、ありがとうございます。」

「ハハハッ…バカ、ありがとうは受かってからで
いいよ!」


そして週末、俺は、東京に行った。
もちろん、この事は、まだ太一君しか知らない。


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