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お前と、俺と・・・。
第6章 決意
太一君から貰った紙を握りしめ、塾へ行った。
予定より、早めに到着した俺
遅れるよりいいかなと、受付へ。
すぐに出てきてくれた人は、森山 直人さん
さわやかな笑顔の、イケメンだった。
「淵上くん…かな?」
「はい・・・淵上 秀俊です。
今日はお忙しい中、お時間を取って頂き有難う
ございます。よろしくお願いします」
「よし、じゃ、こっちに来てくれるか?」
森山さんは、スタスタ歩き進んで行く
俺は、置いて行かれないように、軽く小走りだ。
部屋に通され
「どうぞ!」
と、席を引いてくれた。
「失礼します!!」
そう言って座ると、俺は改めて自己紹介をした。
森山さんは、一通りの面接が終わると
「淵上君は、純の可愛い弟なんだって?」
「あっ・・・いつも純兄には、心配ばっかり掛けて
ます」
「太一から聞いてるよ…純は君の事になると、いつも
必死なんだって。
それなのに、今回のこの事は…
純に言ってないんだって?大丈夫なのか?」
「はいっ・・・イヤッ、どうですかね・・・
正直わかりません。
でも、きっと・・・わかってくれると思います」