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第8章 そして今・・・別れの時

「えっ？　あいつ、友達のとこに遊びに来たんだって
言って、もう、別れたけど・・・」

「…マジ？…あいつ、秀のとこに行くって東京に
行ったん…だぜ…　あっ…秀、もしかしてさっ…
彩に会った時、誰か一緒に居たりとか…したか？」

「えっ？・・・あーっ・・・まぁ、居たけど・・・」

「それって…もしかして…女、だった？」

「女だけど、別に関係ないよ・・・仕事で同期入社
した子だよ・・・」

「そっか…わかった…突然で悪かったな、じゃ、電話
切るわ…ゴメンなっ…」


「ちょっと純兄、待って！・・・どういう事？
俺、よくわかんないんだけど・・・だいたい何で
彩が俺んとこに来るの？あいつ、結婚すんだよな？」

「えっ？　秀…お前、何言ってんの？　あいつが誰と
すんだよ…てか、悪い…ちょっとあいつが心配だから
とにかく切るね！彩に連絡しないと。
本当悪かったな…じゃ、またな…」


どういう事？　彩…ヤバイ。
バタバタバタ…バタンッ

部屋を飛び出し、俺は走った・・・
彩・・・どこだ・・・どこに行ったんだ・・・