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お前と、俺と・・・。
第11章 大切な人・・・
「彩・・・ゴメンな・・・俺は・・・」
彩の体を離すと、俺は一年前、何で彩の前から居なく
なったのか、教師にならなかったのか・・・
彩が東京に来た時に、一緒に居たのが誰なのか・・・
一つ一つ、ゆっくりと話をした。
「私がいけなかったんだね…つい、ママに言って
しまったから。
ただね、その時会わせたい人がいるって言ったのは…
本当なの」
「えっ?・・・」
「ママに言った、その会わせたいって人は…
ヒデ…あなたの事だったの……////」
「えっっ??・・・」
「ヒデが教員試験に合格して、私嬉しくて…とっても
嬉しくて。
ヒデが先生になったら、学生じゃなくなったら…
私、付き合えると思ってたから。
だから私っ…ついつい、ママに言ってしまったの。
結局、その言葉でヒデは…私から離れていく事に
なったんだね… ごめんなさい グスンッ…」
「イヤッ、彩は悪くないよ・・・ちゃんと聞かなかっ
た俺がいけなかったんだ。
ずっと、お前に言い続けても、素直にうんって言って
くれなかったからさ・・・
他にいい奴が居たんだって・・・お前の事、何も
わかってなかったんだよな・・・俺っ」