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熟女美紗  情交の遍歴
第6章 軋むベッド 情交の館 
 「おはよう。気持ちがいい朝ね」

 美紗の顔を見ると、幸一が呟いた。

 「昨夜の君は別人のようだった」
 「フフフ。恋に落ちた女は理性的でいられなくなるのよ」
 「どこかで聞いたような・・・」
 「ばれたわね。誰か、有名な女優の言葉よ」

 美紗は庭に出ると早朝の本牧の海に向かって大きく深呼吸した。
 梅雨が明けるにはまだ早いのに、もう夏至だ。夏の日差しが肌に痛い。

 「朝食はどうするの」
 「あの二人が起きてからにしよう」

 二人がそんなやり取りをしているところに岸川が降りてきた。

 「二人とも早いですね。何時ごろですか」
 「もう九時よ。あなたたちが遅いのよ。絵里は」
 「今来ます。腹減ったァ。トーストでもご馳走になりたいな」
 「私も」

 絵里がそこに加わった。

 美紗と絵里は並んでキッチンに向かった。

 「十分満足したって顔してるわネ」

 美紗がからかうように絵里を見た。
 
 「美紗こそ、社長のベッドを軋ませながら喜悦の涙を流したんでしょう」

 絵里はいつもの調子だ。

 「そうよ。一盗二婢ね」

 美紗が覚え立ての言葉で応戦する。

 「馬鹿ね。それは男の方よ」
 「でも、男によければ、女にも味はいいでしょう」
 「さすが、高級コールガールの言葉は薀蓄が深いワ」

 美紗は腰を振って、横に立つ絵里に当てた。

 「いい加減にしなさいよ。でも、今朝はご機嫌ね」
 「美紗、聞いてくれる」
 「なに」
 「あたし達、結婚するの」
 「エッ、結婚。そう、おめでとう、絵里」
 「ありがとう」
 「じゃあ、さっそく子作りに励んだって訳ね」
 「何もかもお見通しね、美紗」
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