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熟女美紗  情交の遍歴
第7章  欲情の花火 医師 健 
 「あの、昨夜、あなたの服を脱がせたのは、あの・・・」
 「エッ、あなたが・・・」

 もしかしたら・・・、と悪い予感が的中して、美紗はうろたえた。

 Γ美紗さんが、タクシーを降りた途端、ゲロを噴き出して、それで、二人ともゲロまみれになって・・・」
 「エーーッ、そ、そんなことが・・・。覚えてないわ」
 「僕はもう必死でしたよ。たしか裸にしたり、シャワーをかけたり、ベッドまで運んだり・・」

 それから、弁解するような声で・・。

 「でも、できるだけ、見ないようにしましたけど・・・」

 ぺこんとお辞儀すると健は味噌汁の入ったおわんを手にした。

 「旅館みたいな朝食ですね。二日酔いには味噌汁が一番です」

 一口飲むと「美味しいです」健の顔が弾けるように笑った。
 美紗は放心状態で健を見つめていた。
 (あの夢は、健と俊輔がごちゃ混ぜになっていた。まずい。まさに悪夢だ)

 「今何時ですか」

 うつろな目で美紗は時計を見た。

 「まだ八時よ」
 「しまった。十時に予約が入ってる」

 健は朝食を貪るように食べている。

 「十時は無理ね、諦めなさい。それにそんなアルコールの臭いをプンプンさせて診察できるの」

 (泥酔して裸・・・酷すぎる。だが健も泥酔していた。酔っ払い同士。どこまで覚えているか)

 勝手に、都合よく、悪夢を希釈して、美紗はなんとか落ち着きを取り戻した。

 「ともかく帰ります。看護士に怒鳴られますから」
 「新横浜まで車で送りましょうか」 
 「ありがとう。恩に着ます」

 美紗もあわてた。
 こうして健は突然美紗の前に現れ、あわただしく去っていった。
 新横浜まで車を走らせ、自宅に戻った美紗に健からメールが届いた。

 美紗さん楽しかったです。
 潮の香り、あなたの涙、カラオケとウオッカ。
 それから、生まれたままのあの姿!チョッと盗み見しちゃいました。
 今度はあなたが京都に来てください。
 8月16日に素敵な世界に案内します。

 追伸 俊輔君って、初恋の人ですか?僕と間違えて呼んでいましたよ。

 読み終えた美紗はガクッとうな垂れた・・・・。
 
 (生まれたままのあの姿・・・・・、ダメダこりゃ)
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