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第1章 肉欲の暴走　大学生　俊輔

　「あ」と美紗が声を上げた。

　「そこじゃなくって、意地悪しないで。もっと奥」

　寄り道を叱られた俊輔の指は、あわてて秘裂の隙に差し込まれた。
　指の先がネトっとした生暖かい潤いを感じた。

　「ああああー」

　美紗の尻が俊輔の前で波打つ。
　俊輔は指の先で肉土手を開いてみた。
　震える指先が陰唇をゆっくり撫でた。
　長い空閨のあとに、美紗に訪れた久しぶりのワギナへの愛撫。
　美紗はすぐ最初の絶頂を感じた。
　それは前座のような浅いエクスタシーだった。

　美紗は仰向けに寝た。

　「クリトリス知ってる。俊輔君」
　「どこですか」

　俊輔はなぜかその時、理科の実験でカエルを解剖したときのことを思い出した。
　「ここが心臓。ここが胃袋」
　先生の言葉に臓器をさがす生徒になった気分だ。

　俊輔は目の前に横たわる美紗の裸身を見た。
　盛り上がる二つの乳房の圧倒的な存在感。
　真っ白な肌の中央、腹部の滑らかな丘の下に黒々と茂る草むら。
　草むらの中に僅かに開く裂け目・・・。　
　震える指先で美紗の割れ目を開きクリトリスを探す。

　はじめて見る女陰の中は赤く爛れ、触ればヌルヌルとした感触の膣壁。

　「俊輔君舐めてみる」
　「エエーッ、いいのーー」

　俊輔の舌が伸びる。