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熟女美紗  情交の遍歴
第2章  弄ばれる悦び セフレ 充
 冷気と共に外の闇が溶け込むように入ってきた。
 開け放たれたガラス戸を美紗の手が閉じようとする。

 「美紗さん、開けたままがいいでしょう」

 充の言葉に美紗は振り返った。

 「いくらなんでも・・・」
 「閉めたら蒸しますよ」
 「だって、外から丸見えよ」

 美紗がはにかんで答えた。

 「たまにはいいでしょう」
 「それにしても、声が・・・」

  美紗は恥ずかしそうに、また目を外に向けた。

 「それは楽しみだ」

 平然としている充に、美紗は従うしかなかった。 

 「美紗さん、今夜はたっぷり愉しませてもらいますよ」

 遠慮のない充の言葉に美紗は覚悟を決めた。
 (いいわ・・・)
 美紗は心の中でそう呟くと立ち上がって充に近づいた。
 充の目がギラギラと輝いている。
 「優しくネ」もう一度念を押すと、充の膝の上に座った。
 美紗は浴衣からはみ出た白い両腕を充の首に回し唇を重ねた。
 二人の舌は絡み合い、次第に息遣いが荒くなる。

 貪りあうようなキスが終わると、充は美紗の体をくるっと回した。
 美紗の目の前に開け放たれた外の景色が飛び込んで来た。

 「美紗さん、テーブルに手を突いてくれ」

 充の手が美紗の背中を押した。
 美紗が言われるままに低いティーテーブルに手を突い瞬間、充の両手が浴衣の裾を持って一思いに捲り上げた。

 「アヒッ」
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