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熟女美紗  情交の遍歴
第4章  囲炉裏部屋 はじめて知る拘束の悦び
 狂気のような時が過ぎていく。
 囲炉裏の火は消えて、真っ白な灰だけになっていた。
 充の腰が美紗の臀部に当たってパンパンパンとリズミカルな音を立てた。
 その音にあわせて美紗がアウッアウッアウッと喘ぐ。
 美紗の尻に吹き出た汗と充の汗が混ざり合い、腰が当たる度にピチャピチャと音を立てる。
 薄暗い部屋は音だけの世界に変わっていた。
 その音をかき消すように美紗の絶叫が繰り返し響く。

 「ヒーッ。ヒーッ。イイイイー」

 美紗の善がり声は高い天井の梁を震わせ、闇に響き渡った。
 囲炉裏部屋の闇の中に一瞬、夫の顔が浮かんで見えた。
 夫の面影を振り払うように、美紗は充をくわえた尻を必死に振った。

 「イッイッイッ、イクウ、イヒー」

 湧き上がる喜悦の波の中で美紗は果てた。
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