この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フリマアプリの恋人
第7章 秋桜の秘密
ぼんやりとダイニングの椅子に座っていると、チャイムが鳴った。
玄関に出ると、優しい笑顔を浮かべた柊司が佇んでいた。
「ただいま。
…どう?ひとりで大丈夫だった?」
…まるで子どもを気遣うような言葉…。
思わず黙って抱きついてしまう。
「…澄佳さん?どうしたの?寂しかった?」
優しい笑いを滲ませた声…。
ぎゅっと抱きしめられ、背中を撫でられて波打っていた胸の内が少しずつ凪いでゆく…。

由貴子の存在に動揺した自分が恥ずかしくて、そっと身体を離し、笑いかける。
「…寂しかった…。
でも、柊司さんに会えたからもう大丈夫…」
柊司の温かみのある端正な貌が切なげな色を濃くする。
「…澄佳…。
僕も会いたかったよ…」
「…柊司さん…」
自分から口づけを求めるように爪先立ちするのを、力強く引き寄せられ熱い口づけが大胆に与えられる。
「…好き…大好き…」
濃密な口づけの合間に愛の言葉を一途に告げる。
…脳裏に浮かぶ美しい由貴子の面影を、消すために…。
/332ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ