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御主人様のお申し付け通りに
第14章 永田の秘密
やだな…何かショックな事を聞いちゃったのかな私は。

心臓が痛いもん。

永田の余計な話を聞いちゃったみたい。

うつむきながら部屋に戻り、ベッドで全裸で寝そべる永田をチラッと見た。

永田にも秘密があったんだね。

気安く近寄りがたいから、離れた場所にチョコンと座る。

永田の前の嫁さんって言ってたから、バツイチって事?それとも別居中?それとも死別?

全然、気にもしてなかった。

そんな事。

「…くぅ…ん…」

寝返りをうって、布団からお尻を晒す。

そんな姿は、私にだけ見せていた訳じゃなかったんだ。

私は膝を抱えて、更にうつむいた。

「…トシコ…どうした?…こっち来いよ?」

永田の優しい声がした。

「どうした?何て顔してるんだ?」

まだ半分だけ片目をつむって、寝癖だらけのボサボサ頭で私の方を見る。

「…おいで?」

私は、急に距離を感じちゃって。

慣れ慣れしく近寄れない。

「なんだよ、言う事聞かないと怒るぞ?」

…やだ。

こんな事で怒られたくない。

私は仕方なく立ち上がり、側に寄ると、布団をガバッと捲って、その中へと引きずり込まれた。

後ろから抱き締められたかと思えば、私の動きを封じるように押さえ込まれて、胸を鷲掴んで揉まれる。

「い、痛いってば!」

そしてパンツの中に手を突っ込まれて、敏感な所を擦られる。

「やはっ!嫌ってば!」

私は抵抗するんだけど、力まかせにまるで犯されてるみたい。

「バカ!止めて!」

嫌がると、いつもならすぐ手を止めてくれるのに、無理矢理を続けてくる。

しかしながら、永田に触れられるとビチョビチョに濡れてしまう自分がいて、だからこそ奴は止めないのだ。

止めないどころから、ズポッ…ズポッ…と指を入れられる。

「あぁぁっ!!」

感じちゃった時に耳元で囁かれた。

「どうして急に、そんな辛気臭い顔してるんだ?」

「べ、別に」

「言え」

「言わない」

「言えって」

「言わないってば」

はっ!…言わないって、言えないでいる事がバレた…どうしよう。

指を二本ぶちこまれて、私は思わずまた喘いだ。

「ふぁぁっ!!」
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