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御主人様のお申し付け通りに
第14章 永田の秘密
気になって、二階の窓から永田の姿を見つめた。

アパートが取り壊されて駐車場になってから、かなり外の見通しがよくなった。

永田はタバコに火を付けて加えたまま、どこかに歩いて行く。

しばらく歩いて、何軒か先の住宅のインターホンを押している。

えっ?…まさか。

出てきたのは、さっきのクソババア。

嘘でしょ、何か…何か言ってるのか?!

ちょっと、マジか。

明らかに永田が、一方的に何かを言っている。

ヤバいヤバい!

私は慌てて部屋を飛び出して、玄関を出て行く。

な、何であのババアだと分かったんだ?!

焦りながら駆け寄って、

「あんた、何してんの?もぉーっ」

「トシコ」

永田は、困ってる私の頭をクシャッと撫でた。
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