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御主人様のお申し付け通りに
第11章 元旦那との別れ
手元にあるカバンから、スマホが点滅する。
元旦那からのメール。
土曜日の件でだ。
朝から会う予定みたい。
「時間の指定は、そっちで任せる」
と、慌てて永田の居ない間にメールを素早く打って送信する。
ガタガタッと足音が近付くから、カバンの中に、ささっとまた閉まった。
「いつ頃帰って来たの?」
永田は、腰掛けながら聞くから、
「1時間くらい前。玉子買って、帰って来た」
「そう。俺、来月からもう少し早めに帰宅出来る事になったから」
「えっ?何で?」
「仕事の都合上ね」
「ふぅ~ん」
もしかして、好き過ぎて束縛ってやつ?
例のさ。
皿に盛った、かに玉を永田はパクリ。
「ちょっと中身が柔らかい方が、美味しいんだよな、こういうの。トロトロ系ってやつ。ウマイウマイ!」
美味しいそうに、永田は食べてくれた。
というか最後にひっくり返してくれたのは、永田だから。
私が一人で作った訳じゃないから、誉められても困る。
元旦那からのメール。
土曜日の件でだ。
朝から会う予定みたい。
「時間の指定は、そっちで任せる」
と、慌てて永田の居ない間にメールを素早く打って送信する。
ガタガタッと足音が近付くから、カバンの中に、ささっとまた閉まった。
「いつ頃帰って来たの?」
永田は、腰掛けながら聞くから、
「1時間くらい前。玉子買って、帰って来た」
「そう。俺、来月からもう少し早めに帰宅出来る事になったから」
「えっ?何で?」
「仕事の都合上ね」
「ふぅ~ん」
もしかして、好き過ぎて束縛ってやつ?
例のさ。
皿に盛った、かに玉を永田はパクリ。
「ちょっと中身が柔らかい方が、美味しいんだよな、こういうの。トロトロ系ってやつ。ウマイウマイ!」
美味しいそうに、永田は食べてくれた。
というか最後にひっくり返してくれたのは、永田だから。
私が一人で作った訳じゃないから、誉められても困る。