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白い指先と甘い吐息
第1章 校門と赤い車
「では何か、お父様の方から、
ご質問とかありますか?」


なつみが切り出した。
大抵の場合は、子供の事に関しての質問が帰ってくるのだが 
貴史は違った。


「先生は担任を持ってまだ日が浅いですよね。
何か困ったこととかありますか?」

と、逆に質問してきた。
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