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白い指先と甘い吐息
第7章 不協和音
「最後はお約束の線香花火だね。落ちないように競争だ」
ふたりでしゃがんで仲良く火をつける。
「最初は結構勢いがあるんだよな」
「うん。最後の松葉のような火花がかわいいんだよね」
「なつみみたいにね」そういって頬にキスをする。
「え!? ああー落ちちゃった」
「あはは、作戦成功~」
「ずるいーーもう一回だよ」
「線香花火って、何かを忍ぶような燃え方するから惹かれるのかな」
なつみの花火を見る横顔は美しかった。
いつまでもずっと眺めていたいと貴史は思った。
ふたりでしゃがんで仲良く火をつける。
「最初は結構勢いがあるんだよな」
「うん。最後の松葉のような火花がかわいいんだよね」
「なつみみたいにね」そういって頬にキスをする。
「え!? ああー落ちちゃった」
「あはは、作戦成功~」
「ずるいーーもう一回だよ」
「線香花火って、何かを忍ぶような燃え方するから惹かれるのかな」
なつみの花火を見る横顔は美しかった。
いつまでもずっと眺めていたいと貴史は思った。