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白い指先と甘い吐息
第7章 不協和音
「貴史さんは私のどこが好き?」

ドライブしながらなつみが聞く。

「最初は見た目に惹かれたんだけど
今は違う。なつみのすべてが好き。
どこっていう部分じゃなくて、魂が惹かれ合ってる気がするんだ。
なつみと一緒にいると、自分の中に生きてくパワーが生まれてくるんだ」

なつみは満足そうに微笑んだ。

「ありがとう、そんな風に言ってもらえて幸せ」
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