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白い指先と甘い吐息
第8章 翳りゆくとき
「店長、体の調子でも悪いんですか?」

美香が心配して尋ねても ただ首を横に振るだけだった。


(ふられたんだ。ありがとう、なつみさん)

美香はなつみに感謝した。

これで貴史さんは私のところに戻ってくる。
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