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白い指先と甘い吐息
第2章 じらされて
「先生 何してるの?」

「あ、明日 休日だから 映画でも観ようかと」

「そうなんだ、僕も同じ。
パパが仕事だから 
昼間アニメでも観ようかなって思ったんだ」


なつみはあれほど会いたかった貴史が
突然目の前に現れたのに
何をいっていいかわからず 
下を向いている自分が情けなかった。


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