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白い指先と甘い吐息
第3章 流されて
キッチンに立つ美香は綺麗だった。

ショートパンツからでている足は 
すらりと伸びて 
襟元の大きく開いたTシャツも 
品よく着こなしていた。
背も高く、体のラインは細いが 
仕事柄、筋肉も程よくついていた。

(いい女だな)

貴史は店長としてではなく
男の目線で美香を眺めていた。

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