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新体操顧問の秘密のレッスン
第20章 連休初日

そんな二人に可奈子は『学校では付き合ってないようにしなさい』と言った。可奈子が『ライバルでしかなかったのに急に付き合っていたら、不自然でしょう』と言ったので二人は「はい」と答えると注文した料理が運ばれて来たので食事を味わった。しばらくして店を出ると再び車を走らせた。可奈子は途中でスーパーにより食材等を購入する。そして可奈子の別荘に着くと可奈子は、部屋を案内する。部屋は二階に4部屋あり、向かって右から翔馬、可奈子、めぐみとした。そして夕食の下ごしらえを3人でする。翔馬はさすがに自炊もするので可奈子は助かった。一方のめぐみは酷かったので洗いものをさせた。下ごしらえが終るとお茶をして休憩していると翔馬が「あの、ここはどんな風に利用していたのですか?」と可奈子に聞いたので可奈子は『そうね、昔はよく仲間やら気にいった人と此処で良く集まったりしたわね。でも皆それぞれ、忙しくなってだんだんと疎遠になっていったわ。今は私がたまに息抜きに来るだけよ』と答えた。翔馬は「あっ、ちょっと鍋、見てきます」と言ったキッチンに向かった。めぐみも少し気まずそうにしている。可奈子がめぐみに『どうして付き合ってって言ったの?』とめぐみに聞いた。めぐみは「あっ、それは…」と照れていると翔馬が戻って来たのでますますめぐみは照れて紅潮する。翔馬がそれに気づくと「め、めぐみ?ひょっとして…」と言ったのでめぐみは「あっ、違う。アレじゃないから…」とめぐみは翔馬にあわてて言ったので可奈子も『そうよ。私も何もしていないわよ』と翔馬に言った。翔馬は「じゃあ、何で紅潮しているの?」と言ったので可奈子は今度は翔馬に『翔馬は何でめぐみと付き合う事にしたの?前にもフラレたのに』と言うと翔馬は「それは…」と言って暫く無言になる。そして翔馬が「確かに最初はめぐみの秘密も知らなかったし、秘密を知ってからもめぐみを好きだったから…」と言うとめぐみがようやく可奈子の質問に答える。「翔馬は私が断ってもそれでもずっと私の事を好きで居てくれたし、私の為に身体を張ってくれたし、それに今日も勘違いだったけど私の事を大事にしてくれたから…」と言うと顔を伏せて翔馬に「恥ずかしいから見ないで」と言った。すると可奈子が『フフ、お邪魔みたいだから部屋に戻るから鍋をお願いね』と翔馬に言って部屋に向かった。

