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新体操顧問の秘密のレッスン
第26章 2週間前の茜

もう1台は外国製のスポーツカーだった。茜が車に乗り込み亮も続くと『ホナ、どこから行く?』と聞いたので亮は「あっ…まずは役所で、あと、不動産にも行かないと…」と答えると『リサイクルショップもやな?』と言って車を走らせた。役所に向かう途中で茜は『なぁ、リオ…ホンマにウチでエエンか?』と改めて聞くので亮は「えっ、どうして?」と聞いた。すると茜が『ウチみたいな女よりももっとエエ女が探せばいるやろ』と言うので亮は「もう、探すのも疲れましたし、それに茜さんはあの伝説の人ですから…」と言うので茜が『ウチでエエんやな?』とちょうど信号が赤なので亮の目を見て言った。亮は「はい、茜女王様ッ」と亮も茜の目を反らさずに見つめ返して言ったので茜が『消えへんキズが出来ても?』と再び車を走らせた。亮は茜が刺青の事を言っているかとわかり少し戸惑うが「はい、それは茜女王様への忠誠の印としますから」と答えた。すると茜が『わかった。ホナ、ウチが好きに肉体改造してもエエんやな?』と言うので亮は直ぐに「茜様がそれを望むのなら…」と茜を見て言った。茜が『ホラ、役所やで』と駐車場に車を入れて言うので亮が「あっ、住所は?」と言うので茜が『そうやったナ…』と鞄から手帳を取り出して、住所をメモして亮に渡すと茜が『ウチは此処で待っとるさかい分からへん事は携帯に…』と渡したメモに携帯番号を追加した。亮は「はい」と答えて車を降りた。亮が去ると茜は携帯を取り出して、電話をかけた。「はい、黒田や…」と相手が名乗るので茜が『久しぶりや、黒ヤン。ウチや、茜や…』と言うと黒田が「茜って、あの茜ハンか?」と言って「久しぶりやな、元気か?」と聞いて来たので茜が『元気やで。急でスマンけど今週末、ベッド空いとる?』と聞いたので黒田が「ちょいと待て…」と茜に言って暫くして「ああ、空いとるが、ホンマに急やな?」と言うので茜が『色はその分つけるさかい、勘弁してや』と笑って言ったので黒田も「ホンマ、茜ハンやからやぞ。それで内容は?」と聞いて来たので茜は黒田に内容を説明すると「了解、一週間だな…」と言うので茜が『エエよ。また改めて連絡するさかい、よろしゅう頼むわ』と電話を切った。そして亮を待った。やがて亮が戻って来たので「お待たせしました」と言うと茜が『次は不動産やったな。場所は?』と言うので亮が説明し茜がナビゲーションに入れて発進する。

