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新体操顧問の秘密のレッスン
第32章 その頃の可奈子達

『それならそのままでいいわね』と可奈子が言いながら運転席へと移動するのでめぐみも助手席に向かう。可奈子が車を走らせて隣町の中規模の森林公園へと車を走らせる。翔馬は[こんな格好、誰が見ても変態だよ]と思いながら自分の胸を見てシャツに浮き出ている2種類のピアスを眺めた。翔馬は特にリングよりもペニスを型どったバーベルピアスが嫌いだった。亀頭や睾丸がリアルに作られていたからだった。そんな翔馬の脳内に昨日の公園で男に言われた「イヤらしいピアスだね」がリピートされる。翔馬は出来る事ならピアスだけでも外したかったがそんな事はムリだとわかっていた。可奈子はルームミラー越しに自分の胸を見ている翔馬をチラ見していた。可奈子は車には数着の服や、バイブ等を常に積んでいたので翔馬には後で着替えさせる事にした。まだ時間は昼前だがやはり日曜日だからか、車や人が多い。車は昨日のミニバンではなくセダンなので翔馬は助手席でなくて良かったと思っていた。そして暫くして目的地に着くと可奈子が『二人共、待ってなさい』と命じてトランクを開けて表に出て行く。可奈子が戻ると『翔子、シャツをコレに替えなさい』とトランクから出して物を渡す。翔馬が受け取り拡げてみるとショート丈の白いトップスだった。翔馬は少し躊躇したがすぐにそれに着替えた。そうしなければもっと酷くなるとわかっていたからだった。翔馬はトップスが密着しより胸が強調し当然、ヘソは露出していた。やはり生地は薄く金のハートが透けていた。翔馬は「こんなッ…」と呟くと可奈子が『翔子はもっと見られて少しは女の子としての自覚を持ちなさい』と言った。翔馬は本当は[俺は男だ]と言いたかったが可奈子がそんな事を言わせないように胸を強調する服を渡した事を理解していたのでしぶしぶ「はい…」と呟やいた。可奈子が『二人共、車から出なさい』と言ったので二人は車を降りた。幸い、駐車場には数台の車があるが人が居なかった。可奈子が『この先には人が居るからコレも着なさい』とめぐみにはデニムのジャケット、翔馬にはロング丈の黒のカーディガンを渡す。二人はそれで胸は隠せた。可奈子が『ホラ行くわよ』と公園に向かう。めぐみもゆっくりとそれに従う。やはり日曜日で天気も良いせいか、家族連れの姿が多い。可奈子の容姿のせいか、男女問わず、すれ違い様に見られていた。めぐみは可奈子に手を引かれて歩かされていた。

