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第41章 自主トレのない日常

可奈子が茜の店の近くの駐車場に車を入れて徒歩で店に向かうと気のせいかカップルがいつもよりも多いと感じたが少し離れた場所はラブホテル街だったのでそのせいだった。可奈子が茜の店のインターホンを押し会員証を提示するとドアが開き志賀が「オーナーから伺ってます。こちらです…」とスタッフ用の通路を行き茜の部屋に向かう。事前に茜から志賀に可奈子が来たら他のスタッフにはスタッフ用の通路の使用禁止をするように伝えていたので可奈子が他のスタッフ達に会う事はなかった。可奈子が『今日はサンタなのね？』と志賀の格好を見て言うと志賀が「今日はクリスマスでセールをしているので…」と答えた。可奈子が『あら、じゃあ忙しいのではなくて？』と返すと志賀は「今日は宮内以外のスタッフが総出しているので大丈夫ですよ」と返すので可奈子が『宮内君って、確か、マキちゃん…だったかしら？』と志賀に言うと志賀は「多分、そうだと…」と宮内の事情は茜から聞いていたが名前までは知らないので志賀はそう答えた。茜の部屋に着き、ノックをして志賀は「失礼します」と可奈子に頭を下げて去って行った。茜が『お疲れさん』と中に入って来た可奈子に言う。茜が可奈子を座らせると志賀が紅茶を差し出すと仕事に戻ったので可奈子が『それで話ってのは？』と言うと茜は『なんで今日は一人やねん。せっかくめぐみちゃん達に会えると思うてたのに』と言うので『ちょっと早いけど私なりにクリスマスプレゼントで二人っきりにしたから今頃は…』と可奈子が言うと茜が『ホナ、それじゃあ、しゃあないな』と笑ってから『で、話ってのは来年の最初の週末に新年会も兼ねたオフ会があるんやけど、そっちの都合がいかがなもんかと…』と言う。可奈子は『私は大丈夫だけど二人には聞いてみてから返事をするわ』と返す。可奈子は脳内でもし参加する事になったら二人にはこないだオーダーした服を着せる事にした。その後、暫く雑談等をしていたが茜もミニスカサンタの衣装だったので可奈子が『今日はセールで忙しそうだからそろそろ…。』と立ち上がると茜が『はよう帰っても二人の邪魔やで』と言った。すると可奈子は『勿論、邪魔はしないけど二人の様子はコレでね』とタブレットを見せるとマンションの二人の様子が画面に映った。茜が『あぁ、隠しカメラやな』と言うので『勿論、録画もしているわよ』と全裸の二人が抱きしめ合う映像を見て言う。