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第46章 二次会

そして遂に二次会の開始の時間が迫ると会員達は与えられた部屋から会場に向かう。その中にはマントで身体を覆っている者が数人いた。その数人の中には小百合や樹理そして宮内の姿もあった。会場に入るとやはり人気があるのかすぐに片瀬達に人が集まり「今回も小百合さんを見たくて来てしまいましたよ」と小百合の隣にいる片瀬に男が言うと小百合が「フフ、ありがとうございます。でも私だけではなくこの娘もお願いいたしますわ」と樹理を見て言うので男は「あっ、もちろん」とマントで身体は隠れていたが樹理を上から下に品定めをするように見て言った。伴場に片瀬が「伴場君も是非、樹理を見てやってくれ。樹理からもそう言われているから」と教えた。片瀬達とは離れた所に柚希達は居た。柚希はスーツ姿から赤いパーティドレス姿でとなりには金髪ロングの女性がマント姿で居た。
そして会場の照明が徐々に暗くなりカウントダウンが始まる。カウントダウンが終わると同時に照明がついて歓喜の声が挙がる。マント姿の者達は皆、マントで隠していた個性を現した。柚希がまだマント姿の宮内に『ホラ、マキも…』と促すとマキこと宮内は「はい…」と恥じらいながらマントを外して行くので周りの男達は注目する。マキが外し終わると「おおッ」、「クラシックスタイルかぁ」等と声があがった。柚希は宮内にクラシックスタイルのメイド服を着せていた。男達はそんな宮内を完全に女性だと思っていたので柚希に「どっちがタチ？」等と聞いてはいたが柚希も宮内も返答せずにその場から移動する。ステージ上ではスーツ姿の茜が『皆、二次会も楽しんでヤ』と言ってから『ウチも着替たら皆の所に行くで。もちろん、ウチだけではナイで？楽しみに待っててヤ』と言ってステージから去った。
そして茜はリオと共に着替ると可奈子達とステージに向かう。会場ではステージにスポットライトがあたりそこに着替えた可奈子と茜が現れると会場から歓声があがる。