この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
欲望の行末 ~愛しのアンドロイド~
第2章  

「い、いや……主と使用人はしちゃダメでしょ?」

「……そうですね。絢様が処女の場合は問題かと思いますが、幸い絢様は初めてではありません。ムラムラして身体を持て余して苦しがっていらっしゃるならば、それを解消して差し上げるのも、使用人の務めかと思います」

「ムラムラって言わないで!」

なんで絢が脱処女していることを知っているのかとか、突っ込むところは沢山あるはずなのに、絢はすこしずれたところに突っ込む。

「それに私はアンドロイドです。まかり間違っても絢様に妊娠の危険はありません。私は絢様に快楽だけしか与えないと保証できます」

「か、快楽だけ……?」

「はい、お約束いたします」

「………」

それはとても魅力的な誘いだった。

確かに認めたくないが、絢は今『ムラムラ』していた。

他の子達は自分で慰めたりすることもあるようだったが、絢は全然濡れないので、そうすることも出来ない。

もし、本当に快楽しか与えられないのであれば、絢にとっては願ってもない状況のはずだ。

アンドロイドなので妊娠の危険もなければ、セフレの様な煩わしさもないだろう。

(で、でも……)

「……私、こ……怖いの……初めての時、すんごく痛くて。それ以降も全然濡れなくて……」

絢は自分の掌が白くなるほど、ぎゅうと握りしめた。

一年前に与えられた恐怖に、心が悲鳴を上げる。

そんな絢を見て、ベッドにそっと腰かけた祐二がその頭を優しく撫でる。

「私を誰だとお思いですか? 絢様の為だけに作られたアンドロイドですよ。私が貴方の嫌がることをするとお思いですか?」

「……た、確かに、そうだろうけれど……でも……」

「でも……なんです?」

「………」

「察しますに、絢様は男性恐怖症なのではありませんか? もし、そうだとしましたら、それを克服するお手伝いには、私が一番適任だとお思いになられませんか?」

そう質問攻めにされ、絢は混乱した。

初めて付き合った彼氏にされた、ただ痛いだけのセックス。

独りよがりでいつも濡れていない絢に無理やり挿入し、避妊さえしてくれなかった。

絢の方にも「周りに取り残されない様、早く処女を捨ててしまいたい」という思いもあり、我慢していたが、結局彼氏には「体の相性が良くないから」という理由で捨てられてしまった。
/36ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ