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幸せの頂点
第9章 感覚
口が緩み涎が流れ落ちる。
部長の手が私のストッキングの中へ押し入る。
「ンンーッ!?」
キスで全身の力が入らない。
部長の指が容赦なくパンティーの中まで侵入する。
割れ目に押し入り花弁の先にある膨らみに触れる。
頭の中が真っ白な世界に支配される。
全身に快感という電気が流れ出す。
涎は下の口からも溢れ出る。
「ングッ…、ングッ…。」
エイトビートで喉を鳴らす。
キスで塞がれた口は喘ぐ事も許されない。
円を描き揺さぶりを受けるクリトリス…。
お尻の筋肉がキュッと収縮する。
お腹の奥がキュンと熱を帯びる。
全身が部長を求めて火照って来る。
部長の腕にしがみつく。
幸せの頂点が見えて来る。
そこが本当に私の求める場所だと私を導く部長に身を委ねる。
「んあっ!あーっ…。」
腰がビクリと跳ねる。
全身ががっくりと堕ちる感覚を受ける。
体内で感じる痙攣…。
そっと離れるキス…。
部長が私の口元の涎を指先で拭う。
「その顔が本物の紫乃だ。」
照れたように部長が私を見て笑う。
コツンと部長の額が私の額に当たる。
「神威…。」
その名を呼べば唇が戦慄く。
「帰るぞ。」
ぶっきらぼうに言う。
俺達の家に…。
その言葉の優しさに目頭が熱くなる。
幸せ過ぎる。
何もかも失くしていいと思えるほどの幸せの頂点を私に見せてくれる。
まだ私の身体は物足りないと彼を求めてる。
彼はそれをわかってて私を連れて帰る。
「俺の紫乃で居ろ。」
低く響く声で命令する。
貴方の紫乃で居たいと願う。
大切な克を裏切る事になるとわかってるのに…。
心も身体もどうしようもなく部長を求めてしまう。