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幸せの頂点
第9章 感覚
ランチを済ませて部長と地下駐車場に戻った。
再び部長の車に乗り込み落ち着かない気分になる。
「この後は?」
夕方までには帰らなきゃと気持ちが焦る。
「本当は普通にどっかへ連れてって紫乃を遊ばす予定だった。」
部長がそんな事を呟く。
「別に遊びにとか…。」
今は普通のデートなんかを部長と楽しく出来る立場じゃない。
克が帰るまでに家に帰らなければとばかり考える。
そんな事を考える私の手をしっかりと部長の大きな手が握って来る。
「紫乃をもう一度、俺の女にする。だから俺ん家に行くぞ。」
耳元で囁く。
「部長っ!」
「神威…。」
耳朶が舐められる。
ゾクゾクする。
堪らなく部長が欲しいと身体が疼く。
「ここで俺の紫乃になるか?」
助手席に座る私の肩を抱いて部長の手が太股を撫で始める。
「いやっ…。」
「もう湿ってるぞ…。」
スカートの中に入った手がパンティーとパンストの上から股間をまさぐり出す。
否定はしない。
だって部長に呼び出される前から私は部長を思って濡らしてた。
「紫乃…、俺が好き?」
「お願い…、ここは嫌なの…。」
他のお客様が地下駐車場の通路の向こう側に見える。
部長が私の頬にキスをしながらパンティーのクロッチ部分を押して来る。
「緊張してんのか?」
するに決まってる。
「イキ顔見たら我慢してやる。」
意地悪にニヤニヤとする部長が嫌い。
「お願い…、神威…。」
私の負けだと懇願する。
「しゃあねえな。」
ぶっきらぼうな言葉。
私の顔を自分の方に向けて唇を奪う。
有り得ないほどの深いキス。