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幸せの頂点
第13章 安泰



「出張前に商品の在庫確認です。市場は今日までですからね。」


棚の商品を切らす事は出来ない。

売り切れが出た場合でも他の商品で埋める必要がある為に在庫は常にオーバー気味でストックしてる。

バックヤードで私に与えられたスペース分にギリギリまで置ける商品の発注をかけている。

連休中は市場からの入荷がなくなる。

頼れるのは生産者からの直通商品になってしまう。

今日までは市場が開いてる。

つまり大量発注が出来るのも今日までの事。

出張前にそのバックヤードの整理をして今日の夕方に搬入される大量の商品を受け入れる。

部長に弄ばれた気怠い身体で、その作業をする事実にため息を吐く。


「なんで、ため息?」


車を運転する部長が呑気に聞いて来る。


「朝から部長が変な事するからです。」


窓の外を眺めながら部長の問に答える。


「変な事って…、なんだ?」


とぼけた声…。


「知りません…。」

「紫乃が我慢するからだろ?」

「私が?」

「欲しそうな顔で俺にしがみつくくせに仕事仕事って俺が萎える事ばかり言いやがる。」

「だって…、仕事だもん。」

「なら、頑張って今日は仕事してろ。その後は目一杯のお仕置きをしてやるから…。」


部長の言葉にゾクゾクする。

今夜は私が部長の部屋に泊まるつもりで私を辱めると言い切ってる。

窓の景色を眺めてると百貨店の姿が見えて来る。


「車…、停めて下さい。」


まさか、この発言が部長の逆鱗に触れるとか思ってもみなかった。


「ああっ!?」


部長が野太い声で唸る。


「だって…、誰かに見られたら…。」


明日からの出張とか、あまり2人で居ると皆んなから変な目で見られるかもしれないと私は百貨店側に部長との付き合いを隠そうとする防衛本能が働く。


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