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スキンのアンニュイから作品を作ってみませんか?
第4章 月乃 朔夜 様【青い空。】
つき合って6年。
龍斗が大学5年目。俺が研修医2年目。

仕事を始めて今までの生活が一変する。
平日は午前中は外来診察、午後は手術とかカンファとか、当直も研修医の俺らはベテラン医師と比べて多い。
緊急手術で呼ばれることもたまにあるし。
2年たっても余裕なんてなかった。
龍斗にも会えないし、忙しいしでイラついてたのは認める。

「雄太。会いたい。少しでも会えない?」

「……ごめん。まだ仕事終わってないんだ。」

俺だって会いたい。けど、仕事が終わらない。

「そればっか。働き始めてから何度もそれ聞かされた俺の身にもなってよ」

「……事実だからしょうがねえだろ」

「あっそう。もういい。」

アイツ、何をそんな怒ってんだよ。
そりゃあ龍斗の言ってることはわかるけど。

ふと机に置いてあるカレンダーを見た。

あ。今日って……。
時刻を確認すると23時50分。

その後の俺は仕事を放置して、龍斗の家に向かった。
忘れてた俺が悪かった。

今日は龍斗の誕生日だ。

家に着きインターホンを鳴らそうと指を伸ばした瞬間、ドアが開いた。

「たつ……」
「じゃあな、龍斗。」


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