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スキンのアンニュイから作品を作ってみませんか?
第4章 月乃 朔夜 様【青い空。】
出てきたのは見知らぬ男。
一人暮らしだし、学校の友達が来ることもあることくらいわかってる。
「あ。雄太……」
「じゃあ、明日学校でな。」
その男は俺を不思議そうに見ながら帰った。
「……会えないんじゃなかった?」
「あいつに、祝ってもらってたのかよ。」
「……そうだよ。」
俺のせいだってわかってるのに、無性にイラつく。
「……へえ。そーかよ。だったら俺なんかよりも学生同士の方がいいんじゃねえの。」
思わず出てしまった言葉に、慌てて龍斗を見た。
「あっそう。じゃあ、そーする。」
言葉の割に傷ついた顔をしていて。
「……ごめん。龍斗、俺はお前にそんな顔をさせたいわけじゃな」
言い終わる前に龍斗がバイクに乗って出て行く。
いつの間にか雨がすごく降っていて。
追いかけようとしたその時ーーー。
物凄い音が聞こえ、急いでその音の方へ走った。
横断歩道の真ん中で倒れている龍斗とバイク、恐らくぶつかったであろうトラック。
「龍斗!?」
頭から血を流している。
心臓に手を当てると鼓動はあるから、生きているのは確かだった。
一人暮らしだし、学校の友達が来ることもあることくらいわかってる。
「あ。雄太……」
「じゃあ、明日学校でな。」
その男は俺を不思議そうに見ながら帰った。
「……会えないんじゃなかった?」
「あいつに、祝ってもらってたのかよ。」
「……そうだよ。」
俺のせいだってわかってるのに、無性にイラつく。
「……へえ。そーかよ。だったら俺なんかよりも学生同士の方がいいんじゃねえの。」
思わず出てしまった言葉に、慌てて龍斗を見た。
「あっそう。じゃあ、そーする。」
言葉の割に傷ついた顔をしていて。
「……ごめん。龍斗、俺はお前にそんな顔をさせたいわけじゃな」
言い終わる前に龍斗がバイクに乗って出て行く。
いつの間にか雨がすごく降っていて。
追いかけようとしたその時ーーー。
物凄い音が聞こえ、急いでその音の方へ走った。
横断歩道の真ん中で倒れている龍斗とバイク、恐らくぶつかったであろうトラック。
「龍斗!?」
頭から血を流している。
心臓に手を当てると鼓動はあるから、生きているのは確かだった。