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スキンのアンニュイから作品を作ってみませんか?
第5章 Raim様 【ネコの拾い方…】
その度に俺の胸に痛みが走る。
「行くところが欲しいんだ。」
ふわりと少年が俺に抱きついて来た。
猫を飼えだの、行くところがないだの少年の話からは家出中なのかと考える。
「今夜だけ泊めてやる。」
俺の言葉に少年が花が開くような笑顔を見せる。
柔らかく暖かい笑顔。
その笑顔に狼狽える自分がわかる。
この子…。
何者だ?
さすがに女の子なら犯罪になる気がするが相手は男だからと俺はその少年を家に連れて帰った。
そして今、その少年がベッドの下から俺をじっと眺めてる。
サラサラの髪…。
鋭い瞳…。
間違いなく日本人だが黒い瞳が深海のように蒼く輝く不思議な少年だった。
「夕べの事…、覚えてる?」
少年がニヤリとする。
夕べの事…。
「お前を拾った事か?」
俺の言葉にクスクスと笑いやがる。
「何がおかしい?」
短くなるタバコをヘッドボードにある灰皿に押し潰して消す。
「思い出させてあげる…。」
ベッドに上がって来た少年が俺の足を舐め始める。
「行くところが欲しいんだ。」
ふわりと少年が俺に抱きついて来た。
猫を飼えだの、行くところがないだの少年の話からは家出中なのかと考える。
「今夜だけ泊めてやる。」
俺の言葉に少年が花が開くような笑顔を見せる。
柔らかく暖かい笑顔。
その笑顔に狼狽える自分がわかる。
この子…。
何者だ?
さすがに女の子なら犯罪になる気がするが相手は男だからと俺はその少年を家に連れて帰った。
そして今、その少年がベッドの下から俺をじっと眺めてる。
サラサラの髪…。
鋭い瞳…。
間違いなく日本人だが黒い瞳が深海のように蒼く輝く不思議な少年だった。
「夕べの事…、覚えてる?」
少年がニヤリとする。
夕べの事…。
「お前を拾った事か?」
俺の言葉にクスクスと笑いやがる。
「何がおかしい?」
短くなるタバコをヘッドボードにある灰皿に押し潰して消す。
「思い出させてあげる…。」
ベッドに上がって来た少年が俺の足を舐め始める。