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スキンのアンニュイから作品を作ってみませんか?
第1章 天峰 颯【私の彼氏】


【気持ちが良いんだね。】

「んっ…気持ち…いいのっ…」

返事を打つこともままならず、届いてないと分かっていても声を発する。

「アアッ…もっと…もっと」

貪欲に快楽を欲しがる私は、そこにはいないケイくんに懇願する。

【美和さん、スイッチをいれてみようか、もっと気持ち良くなれるよ】

【もっと俺を感じたいなら押して】

【美和さん!】

ピコンッ、ピコンッと音が鳴るたびに文字だけを目で追う。
辛うじて残った思考回路でケイくんの言葉通りにスイッチを入れた。

「アアアアッ…ケイっ…ケイッ…」

あまりの強烈な快楽に、今まで以上に声を張り上げて喘いだ。
身体は震え、抜き差しする指も止まって悶える。

「アッ…アッ…ンンンンッ」

振動だけでこの上ない快楽が私を襲う。
このままイキたくて、自然と指が男根に触れ、突起をクリトリスに宛てた。

「アアアアアアッ…イクッ…イクッ」

クリトリスに振動が伝われば、強烈な波となり私を襲う。
その大きな波に飲み込まれるかのように、身体を大きく反らしながらイッった。
それでもスイッチを切らない限りその快楽は続く。
ケイくんに何度もされているような気分になり、体位を変えながら何度も絶頂を迎え、限界だと身体が悲鳴を上げた時にやっとスイッチを切った。
男根を引き抜く瞬間さえ快楽に身悶え、私の蜜でテカっている男根を無造作に床に投げ捨た。
そしてソファーに身体を預けて目を閉じれば気怠るさと気持ちよさが相重なって瞼が重くなる。
うつ伏せになった身体が苦しくて体制を変えようとした時、テーブルの上に置いてあるスマホが明かりを灯したまま何通ものメッセージが浮かびあがっていた。

「ケイ…くん…」

ケイくんとLINEの途中だった事を思い出して手に取れば、ケイくんの私を煽る言葉ばかりが並んでいた。
それはケイくんからのモノでイキ狂っている間目にすることはなかった文字。



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