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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第2章 カミングアウト


 決行の日は来た。
朝、保育園に子供を預け僕達夫婦はラブホへと向かった。


「コンビニで飲み物買っていかない?」

詩織がボソッと呟いた。

以前の僕なら「っんだよ、めんどくせい!んなもんホテルにあるよ!」と品の無い答えをしたであろう。
だが、僕は確実に変わっていた。


「じゃ、詩織の好きなお菓子も買っていこうか」

とにかく今日は詩織の気分を損ねずアゲアゲ↑でいくと決めている。

 買い物を済ませ僕達は露天風呂のあるラブホに着いた。
この日のためにネットで調べておいたやや料金高めのラブホである。
このホテル、部屋ごとに駐車場があり、人目につかず部屋に入れるシステムだ。

「えーっと……露天風呂は305号室っと」


僕はぺニスを半立ちさせなから車を徐行し部屋を探した。
詩織も久しぶりの興奮からか身を乗り出し一緒にキョロキョロしている。


「あったよ!空いてるぅ!!」と、詩織が声を出した。


 車を駐車場に突っ込み部屋へと向かう二人に付き合い始めの初々しさを感じた。
部屋のドアを開き、詩織の華奢な背中に手を当て彼女を先に部屋へと入れる。
見事なフェミニストぶりだ。

 僕達は一緒に露天風呂を満喫し、そして淫らな行為に没頭した。
久しぶりに見た詩織の裸体は相変わらず若々しく美しい。


───この身体を他人に抱かせたい


詩織を愛撫しながら、他人と詩織のセックスを想像し、そして果てた。

 再び露天風呂へと向かった詩織を確認してから僕は密かに持ってきたエロDVDをホテルのプレーヤーに入れた。


作戦開始である

ウホッ!



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