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第2章 カミングアウト

　このDVDは僕のお気に入りだ。

濃厚なフェラシーン、そして激しい3P、顔射と僕が詩織に対し持つ欲望が揃っている。
これを詩織に見せるのだ。

ほどなく露天風呂から詩織が戻ってくる気配。
タイミングを見計らいプレーヤーの再生ボタンを押した。


「あ、エッチなテレビ見てるぅ エロオヤジぃ〜」


詩織は僕を冷やかしながら、やや湿った身体でベッドに入ってきた。

すかさず俺は腕枕をし

「AVは嫌いかい？」と詩織に尋ねた。


「ちょっと見てみた〜い」

　久しぶりの仲良しモードと露天風呂効果で詩織はかなりご機嫌だ。
AVを食い入るように見つめる詩織の髪を撫でながら、僕はフェラシーンが流れるのを待った 。