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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第3章 相手探し



詩織を説得してから二時間ほど経過しただろうか。

すでに俺達は三人の中から一人選ぶ段階まできている。
自分でも驚く速さだが、物事が上手くいくときはこんなもんだ。


「なんなら三人一緒にってのはどう?」


詩織の複数プレイを見たい願望が強い俺はそう言おうとしたが、ケントマイルドの煙と共に体内に吸い込んだ。
急いては事を仕損じる、我慢我慢。


実は、高橋氏との電話の中で俺は、妻に対する複数プレイや顔射シーンの撮影願望が強い事を伝えていた。
高橋氏は

「お気持ちはわかりますが、焦ってはいけませんよ。スワッピングは初めてのプレイが一番大事なんです」

「初体験で嫌な思いや不快な思いをしてしまうと、奥様は二度としたくないと感じてしまいます。そればかりか奥様は一生心の傷を負うことになりかねませんし、最悪離婚なんて事もありえます」


「でもねご主人、最初が楽しく快適に過ごせれば、また今度……の可能性が高まりますから」


俺もそう思う。だから出会い系ではなく老舗に依頼したのだ。


「でも、ご主人の意向は伝えておきますよ。きっと力になれるはずです」


高橋氏は俺の願望を考慮しつつ三人を選んだに違いない。



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