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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第3章 相手探し



三人の中から詩織は一人を指差し

「この人でいい」

そう吐き捨て、恥ずかしいのか背中を俺に向けベッドに潜った。

名前は『浅倉』

年齢50代で身長170、普通体系と記されている。


「なんでこの人選んだ?」

そう聞くと

「なんか面白そうな人だから」


背中を向けたまま詩織は答えた。

確かに、彼の一口コメント欄は他二人より長く、紳士的でユーモアに溢れている。
経歴を見ると、サークル創設時からのメンバーらしい。

「じゃ、この人にお願いしようか?」

詩織からの返事が無い。

顔を覗きこむと、長湯の疲れか、それとも精神的な疲れからなのか…
詩織は深い眠りに落ちていた。


『浅倉氏にお願いいたします』


こう高橋氏にメールを送信し、俺も詩織の横で眠りについた。


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