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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第5章 浅倉氏登場
「いやー少し泳いでしまいました。ワッハッハハ」
浅倉氏が笑いながら浴室から出てきた。
「何か冷たい飲み物出しましょうか?」と詩織が尋ねると「そうですな、お茶などありますかね」と言い詩織の対面に腰を降ろした。
「アナタ、冷蔵庫からお茶持ってきて」
「はいはい」
冷蔵庫から冷えたお茶を取り出し浅倉氏に渡し
「じゃ……僕入ってきます」
浅倉氏の指示どおり俺は浴室へと向かった。
浴室まで向かう途中、部屋からは詩織と浅倉氏の笑い声が聞こえていた。
ホッとしながら浴室のドアを閉めると部屋からの笑い声は遮断され、静まりかえった浴室はポチャン…ポチャン…と水滴の落ちる音しか聞こえない。
この静かな空間で詩織はどんな気持ちで入浴し着替えたのだろう……。
俺は身勝手な願望を詩織にお願いしたことを、今更ながら反省した。
そして、そんな詩織の感情を先読みしたかのように、こんな豪華な部屋を選んだ浅倉氏を心の中で褒めた。こんなバブリーな風呂に入れば気持ちも多少楽になるだろう。
もうセックス始まってたりして……。
静まりかえった浴室で妄想し、俺はギンギンに勃起していた。