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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第5章 浅倉氏登場



それは想像以上の興奮だった。
今、俺の中には後悔や反省などのネガティブ思想は全く無い。

俺の存在を認識し、快楽に身体を侵されていくのを必死に耐える詩織に「もっと、もっと喘げ」と今以上の艶姿を期待するだけだった。


「んっ……あああ」


浅倉氏の中指が詩織の陰部を縦、横、円と刺激した瞬間、詩織の口に溜まっていた喘ぎ声が部屋に響いた。
緊張と恥ずかしさで軽く閉じていた脚は、浅倉氏の指攻撃についに陥落し、ゆっくりと開き始める。

赤いガーターが照明で揺れるその様は、まるで赤い薔薇が咲き始めたかのようだ。

浅倉氏の指は、それを確認し丘を下り、膣付近の窪みに浅く侵入する


「あっ……」


詩織は身体をよじり、眉間にシワを寄せ小さく声を発した。


あまりの興奮に俺は撮影を忘れ二人の恥態に見入ってしまった。


浅倉氏は頭を耳元から舌を這わせたまま、詩織の胸元に進み、獲物を見つけた蛇の様に乳房に襲いかかる。
詩織の胸は、四十路を前に今だ繁殖が可能だと誇示するかのような張りと弾力を維持し、夫の俺にしか触れる資格は無い美乳だ。
浅倉氏はその俺だけの乳房を揉み、乳首をつまみ、音を立てて吸い始めた。


「いっ……ああっ」


詩織はまだ必死に快感を晒すのを耐えているようだ。しかし、乳首は詩織の意思に逆らうかのように隆起し、さらなる愛撫を求めている。


「んんっ──」


詩織が大きく躰を動かし喘いだ。

視線を落とすと、浅倉氏の中指は窪みを、人差し指は詩織の一番の急所クリトリスを掘るように刺激している。


「くっ……うっ……んぅ」

詩織の喘ぎが長くなる。
やがてソファーの端を掴んでいた右手を乳房を愛撫する浅倉氏の頭にあて、少し白髪まじりの髪をかすかに撫でた。



俺は「もっと、もっと詩織を乱れさせてくれ!」と念じながら、さらに濃厚な愛撫を浅倉氏に期待した。


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