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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第7章 浅倉氏かく語りき



「ホント、驚きましたよ。顔射は嫌がってたのに」


俺は浅倉氏にさりげなくカマをかけてみた。


「フム、奥様は本当に嫌がってましたか?」


「え?」


言われてみれば、確かに詩織はハッキリと拒否した訳ではない。
その時の気分次第で私が決めるよと、詩織はこう答えていた。


「いや、拒否というか……でも俺は過去に二回ほどしかさせてもらってないし」

「ほほう……」


浅倉氏はニヤリッと笑い、

「ご主人、さては今日の体験で相当嫉妬なさいましたな」


「え……いや、まぁ、ハイ」


「恥ずかしがる事はないでしょう。嫉妬して当然、夫婦なんだから」


やってる事は矛盾してるけどね。


「おっしゃる通り、物凄く嫉妬しました。でも……」

「興奮もした、ですね?」

「はい、テヘッ」


「威張れる事じゃないが、私はご主人の様な方を今までたくさん見てきたし、私も最初はそうだった。大丈夫!嫉妬は愛の証だよ、ワッハッハハ」


「だから、あの……なんでアイツはあんなに淫らになったのかなぁ……なんて」

「つまり?」


俺は浅倉氏に全て吐き出そうと決めた。


「だってあいつは俺にはあんなフェラをしてくれた事が無いし、あの……それなのに……なんでかなぁ…って」


「ふむ……」


浅倉氏はタバコを消し、俺の目をジッと見ながら語り始めた。



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