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寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第7章 浅倉氏かく語りき



「まずはご主人」


「はい」


「私は決して善人ではないが、遊びに関しては絶対にルールを守るし、所属するサークルもそうして十年以上存続し信用を得てきた。とにかく私の事は信用してください。意味わかりますか?」


つまり、浅倉氏と詩織は一線を超えた関係になったが、それはここだけの話で外にでれば一切関わる事が無い……と言いたいのだろう。


「はい、わかります」


「もし、それでも私を信用できないならば、今後はこういう事はしないほうがいい」


一回だけの約束なんだけどね。


「失礼ながら、私には奥様がフェラや顔射を嫌がっている様には見えなかった。むしろ望んでいたかと思えましたが」


だから、それは何故かって聞いてんだよ。


「そうなんです。なんか悔しいっていうか寂しいっていうか……テヘッ」


「でも、それはご主人が望んだ事でしょう?」


「まあ、そうなんですけどね」


「奥様は、ご主人の希望に応えようとした。一番の理由はこれでしょうな」


俺の為に?


「だったら……何故、俺とのセックスではあんな気持ち良さそうな事をしてくれないんでしょうか?」


「そりゃぁご主人、奥様の照れでしょうワッハッハハ」


「そんな単純なもんでしょうか?」


俺は少しムッとした言い方で聞き返した。


「いや失礼、冗談、冗談ワッハッハハ」


浅倉氏はお茶を一口飲み、喉を潤した後、


「次に考えられるのは──」


「はい」


「奥様自身が今日の様な事を望んでいたのかもしれませんな」


はぁ?


「というと?」


「まぁまぁご主人、まず一服しなさいホレ」



え?何?何?



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