この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第7章 浅倉氏かく語りき
「どういう意味でしょうか?」
「気を悪くなさらないでくださいよ。セックスってもんは男女お互いに性欲が無いと成り立たないもんだ」
ごもっとも。
「つまり、男性だけに普通とは違う……ま、アブノーマルな願望がある訳ではないのさ」
フムフム。
「もしかしたら、奥様にも人に言えない願望があったのかもしれないよ。今日の様子じゃ露出癖がある可能性もあるし、もしくは──」
ゴクリ……
「なんでしょう?」
「ご主人と似た願望があるのかもしれないね」
へ?
「ご主人の見てる前で乱れたい……みたいな。本当は普通より濃いセックスを欲してるのかもな」
「しかし、俺とのセックスは淡白というか……アイツは消極的な方ですが」
「失礼ながら、それは奥様が悪いのではなく、ご主人に非があるんじゃないですか?奥様の潜在願望を上手く引き出せなかったのかも。心当たりありませんか?」
なっ、 そんな──
探していた答えの断片が形になりかけてきた。
確かに、詩織を説得する時、乱交サイトやスワッピングのサイトを見せたが、詩織は結構真剣に見ていた。
セクスィ〜ランジェリーを買った時だって、嫌々だった様に振る舞っていたが、今日は風呂上がりに既に着用していたし、俺に自慢するかのように見せていた。
「もし、もしそうなら……俺は──」
また勃起してしまった。
テヘッ
浅倉氏は二本目のタバコに火をつけ、
「もし仮にだ、奥様に人に言えない願望があったとしたら……皮肉にも、旦那さんが自分の願望をお願いする事で、奥様は猥褻で卑猥なセックスをする大義名文を得たという事になりますな」
だとしたら
俺は
そんな詩織が、もっと愛しくなってしまうぞ。
ウホッ!